デザイン住宅の建築には多額な費用がかかるだけに、予算計画はしっかり立てておきたいものです。ここでは大まかな費用の内訳と、それを安く抑えるポイントを紹介しましょう。
住まいの建築にかかる費用
どんな家を建てる場合でも共通しているのが、建築費用です。予算プランを考える前に、どんなことにお金がかかるのかをまず知っておきましょう。そして、理想のマイホームを形にするにはどのくらいの費用がかかるのかを計算し、用意できる予算に合わせてプランを調整するのです。
●家を建てる工事
本体工事費(基礎~躯体、屋根、住宅設備等)、オプション工事費 など
●付帯の工事
水道・電気・ガスの引き込み工事、仮設工事、地盤補強工事 など
●調査等費用
敷地調査費用、設計費用、構造計算費用、地盤調査費用、申請書類作成費 など
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●その他の費用
地鎮祭等の行事、挨拶回り、仮住まい、引越費用、収入印紙、登記費用、住宅ローン諸費用、つなぎ融資費用、保険、電話引込、外構、空調器具設置、照明・カーテン・家電・家具等購入費 など
この中で大部分を占めるのは、やはり家を建てる工事で、一般的に費用全体のおよそ7割を占めます。フルデザインの住宅を建てる工事費用の平均は、およそ4千万と言われています。見積もりは念入りにチェックして不要な費用を洗い出し、少しでも節約したいものです。
業者選びでもコストの軽減が可能?
現在、デザイン住宅を手がける業者は、主に下記の5つのタイプに分けられます。中には、低価格で質の高い設計・建築を行っている業者もあるので、そうした会社を選ぶこともコスト削減のポイントです。
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●建築設計事務所
「建築設計事務所に依頼するのはお金持ちの人だけ」というイメージがあり、予算に限りがある場合は敷居が高いイメージでしたが、最近はローコスト住宅の実績を積み上げている事務所が増えています。その主な特徴を挙げると、
資金計画からアフターフォローまで保証する
工務店入札制の採用や、良い建材を安く仕入れるシステムでコスト削減
といった感じです。デザイン住宅を建てたいと思ったら、こうした建築設計事務所は相談する価値があります。
●大手ハウスメーカー
大手ハウスメーカーの中にも、注文住宅のプランを取り入れる会社が増えつつあります。組織がしっかりしているので、建築後のフォローには安心感があります。
ただ、請負工務店や下請け職人と、中間に関わる方々が多く、建材などのクオリティの割に価格は割高。安いプランは、施工が始まってからオプション金額が膨らむことも珍しくありません。
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●工務店
最近は、設計からアフターフォローまでサポートする工務店が増えているようです。現場の方々ですから、住居予定地の近くに事務所があれば心強い味方です。
ただ、設計士のデザイン力が今ひとつわかりにくいこと、またディテールの点で、施主の希望が通らない場合があります。無理にお願いすると、施工費用が跳ね上がることも、ないとは言い切れません。
●建築家紹介制の工務店
建築家を登録しておき、社員からの紹介や、施主へのコンペでセレクトするという方式を取っている工務店もあります。うまくマッチすれば全く問題はありませんが、建築家の立場が弱いため、施主の希望より工務店側の意見を優先させる可能性はあります。
●工務店が親会社の建築設計事務所
建築設計事務所として独立しているため、デザインに制約はほとんどありませんが、系列グループですべての工程を行うので、競争入札制などでコストを抑えることはないようです。
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